公認会計士高田直芳会計物理学&会計雑学講座

アクセスカウンタ


制作著作 高田 直芳 公認会計士 税理士
会計物理学&会計雑学講座
Accounting Physics & Accounting Trivia
Copyright(C) TAKADA Naoyoshi & CPA FACTORY Co.,Ltd. All rights reserved.

新日本法規財団 奨励賞 受賞論文
『会計学と原価計算の革新を目指して』
(PDF 32枚)
執筆者(受賞者)公認会計士 高田 直芳

日本公認会計士協会 研究大会 発表論文
『管理会計と原価計算の革新を目指して』
(PDF 12枚)
執筆者(発表者)公認会計士 高田 直芳

パワーポイント資料は、こちら。

zoom RSS 公認会計士高田直芳:加重平均資本コスト率WACCは会計物理学によく馴染む

<<   作成日時 : 2017/03/29 01:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0


加重平均資本コスト率WACCは
会計物理学によく馴染む



次の【資料1:関連ブログ】では、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書に、私(高田直芳)が創設した会計物理学が適用できる可能性を示しました。
【資料1:関連ブログ】

以下では、物理学の分野の一つである「熱・統計力学」を用いて、加重平均資本コスト率(Weighted Average Cost of Capital:WACC)の求めかたを紹介します。

会計物理学だなんて、「何をやってるんだか」と、みなが鼻で笑う。
象牙の塔で胡座をかく者たちや、御題目だけは立派な実務家たちは放っておいて、どんどん先へ進みましょう。


次の条件を設けます。
【資料2】

  1. 他人資本

    1. 金額 800,000円

    2. 他人資本コスト率 5%(約定金利)

  2. 自己資本

    1. 金額 200,000円

    2. 自己資本コスト率 5%

  3. 法定実効税率 30%

「なぁんだ、加重平均資本コスト率WACCは、5%じゃないか」と高をくくっているようでは、会計知がないのも甚(はなはだ)だしい。

税効果を加味した加重平均資本コスト率WACCは、5%ではなく、3.8%になります。

加重平均資本コスト率の求めについては、次の拙著187ページを参照のこと。
新・ほんとうにわかる経営分析
ダイヤモンド社
高田 直芳

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 新・ほんとうにわかる経営分析 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

いま求めた加重平均資本コスト率3.8%を、会計物理学の手法で求めてみます。

熱統計力学では、次の方程式があります。
【資料3】
    Q = m c 凾s
      Q 熱量
      m 質量
      c 比熱
      T 温度 (凾ヘ微少な変化量)

【資料3】の方程式は、高校物理の教科書では、そのすべてに掲載されています。


熱統計力学の初級レベルでは、冷水(m1)と熱水(m2)を混ぜ合わせた温度がどれくらいになるかを、【資料4】の「エネルギー保存則」を用いて解くことになります。
【資料4】エネルギー保存の法則(熱量保存の法則)
    (冷水 m1 c 凾s1)=(熱水 m2 c 凾s2

温度を、加重平均資本コスト率 w に置き換えて、次の【資料5】の通りに解いていきます。

なお、他人資本も自己資本も、比熱 c を「1ジュール」と仮定します。
おカネの「仕事率」に違いはないですから。
【資料5】
  • 他人資本 Q1=m1 c 凾s1
      = 800,000円×1×( w −0.035)
  • 自己資本 Q2=m2 c 凾s2
      = 200,000円×1×(0.05− w )
上記【資料4】のエネルギー保存則より、
    他人資本 Q1=自己資本 Q2
    800,000×1×( w −0.035)
      =200,000×1×(0.05− w )
    1,000,000w=38,000
    ∴w=0.038(3.8%)

以上より、加重平均コスト率WACC 3.8%を、熱統計力学によっても求めることができます。

加重平均資本コスト率というのは、物理学でいう「熱平衡」のことなのでした。


ただし、こうして求めた加重平均資本コスト率には、重大な落とし穴があります。
3.8%という値は、企業価値の最大化を保証するものではない点です。

だって、普通に考えれば、自己資本よりも、低利の他人資本でじゃんじゃん調達したほうが、はるかに有利ですから。

その問題は別に論ずるとして、今回は次の命題を扱ったことを確認します。
【資料6】会計物理学における命題

  • 加重平均資本コスト率WACCは、熱統計力学で解くことができる。

  • 財務諸表や連結財務諸表には、「エネルギー保存の法則」が成り立つ。


私(高田直芳)が創設した会計物理学は、ざっとこんな感じ。

みな同じ財務諸表や決算書を見ているにもかかわらず、誰もが思いつかなかった視点を持てば、異なる世界が浮かび上がります。
それが創造と革新の原動力。

古典派会計学を信奉している人たちに、会計物理学やタカダ式確率微分方程式の世界はわかるまい。

〔文責 高田直芳 税理士 公認会計士〕

テーマ

注目テーマ 一覧


制作著作 高田 直芳 公認会計士 税理士
会計物理学&会計雑学講座
Accounting Physics & Accounting Trivia
Copyright(C) TAKADA Naoyoshi & CPA FACTORY Co.,Ltd. All rights reserved.

以下は、直近のブログ(50件程度)のタイトルだけを表示しています。

月別リンク


制作著作 高田 直芳 公認会計士 税理士
会計物理学&会計雑学講座
Accounting Physics & Accounting Trivia
Copyright(C) TAKADA Naoyoshi & CPA FACTORY Co.,Ltd. All rights reserved.

公認会計士高田直芳:加重平均資本コスト率WACCは会計物理学によく馴染む 公認会計士高田直芳会計物理学&会計雑学講座/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる